自分でコード進行を作り出さなくても、それらのコードを組み合わせるだけで簡単に一曲作れてしまうんです。 そこで今回は作曲家である筆者サッキー( @sakky_tokyo )が、J-POPなどで良く出てくる 定番のコード進行10パターン 紹介します。 まずは、僕がコード進行がすごいなと感じた楽曲を紹介していきます。 「Everything 」MISIA. どうもこんにちはみんななんて思ったことない?うんうん分かるぜ!僕もいつもそんな感じだしな。そして難民になるとつらいよーどんなコード進行を合わせてみてもどれもなんか違うんだよね、、やけん今回は、そんなまず最初に紹介するのはこのコード進行!目次最初に紹介するのは以前こちらの記事この進行は本当に使いやすい!バラードにもアップテンポな曲にも合う、かなり有用なコード進行なんよ!構成はFM7から全ての音がだんだんと下がっていくというもの2つ目に紹介するのはDm7→Em7→FM7→G→Am7という、Dm7からだんだんとルート音が上がっていくコード進行面白いのが、ルート音だけではなくトップの音以外の音もだんだんと上がっていってるところ。GコードをG7にしたらすべての音がだんだんと上がってることになってもっと面白くなるよ。また、最後のコードをAm7にして終わらせてるけど、そこを無しにしてDm7→Em7→FM7→Gで切って、そこから展開させていくのもできる!Dm7→Em7→FM7→G/Fにしてトニックに行きたがる感じをやわらげたらほかのコードにも繋げやすくなるかも!とにかくこのコードもかなり使い勝手がいいし最後に紹介するのはこのコード進行!一見ただの王道進行(FM7→G→Em7→Am7)に見えるのですが、よく見ると3つ目のコードのEm7がEm7-5に、Am7がA7になってる。これはFmキーのⅡ→Ⅴ進行を一時的に借りてきてる、いわゆる転調というやつなんだけど、これがかなーりうまくCキーの王道進行の変化球としてはまってる。もうマジでこれ最強。どうだったかな?コード進行が単純で「変化つけたいなー」なんて思ったときはぜひ使ってみてね! 「作曲してみたいけどコード進行ってなんだか難しそう……」って感じる人は多いんじゃないでしょうか。自分でコード進行を作り出さなくても、それらのコードを組み合わせるだけで簡単に一曲作れてしまうんです。そこで今回は作曲家である筆者サッキー( パターンはⅠやⅡといったMIDIの画像もあるので、コードを読むのが苦手な人は画像を参考にしてみてください。この記事と同じ内容の動画をYouTubeで公開しています。動画で内容をチェックしたい方はYouTubeへ、文字で読みたい方はこのページを読み進めてみてください。 度数:ⅣーⅤーⅢmーⅥmKey=C:FーGーEmーAm王道と名前が付けられているように、日本の音楽で出てきまくりなのがこのコード進行です!iPhoneで音楽をシャッフル再生すればおそらく5曲以内にこのコードを使った曲が出てくるであろう、というくらいの頻出っぷりです。あまりにも使われすぎているので「このコードを使っときゃいいだろ」的な空気が音楽業界に流れていた時期もあります(笑)下の動画では王道進行が使われている曲のメドレーが聴けます。びっくりするぐらい多いですよ。 今は全盛期に比べて使用頻度は落ちましたが、それでもまだまだ使われています。このコードの特徴はメジャーキーでも明るすぎず、日本人好みの雰囲気が出せるところ。ちなみにメジャーキーの曲で使われることが多いですが、トニック感の薄いコード進行なので、Ⅵmに解決することでマイナーっぽく終わらせることができます。作曲初心者なら、迷ったらこのコード進行を使って曲を作ってみましょう。 度数:IVM7ーIII7ーVIm7ーI7Key=C:FM7ーE7ーAm7ーC7ジャズの『Just The Two of Us』という曲で使われたことで有名になったコード進行。椎名林檎さんがこのコードを使った曲をたくさん作っているので、別名「椎名林檎進行」「丸の内サディスティック進行」とも呼ばれ、日本ではそっちの名前の方が有名かもしれません。とにかくオシャレな響きがするコード進行で、シティポップブームが起こった最近の音楽シーンではよく使われるようになりました。ただ、そのまんまコード感丸出しで使うと「椎名林檎っぽい」とか言われてしまうことも多いです。あいみょんの『愛を伝えたいだとか』が椎名林檎っぽいと言われていたのはこのコード進行を使っていたからでしょうね。(もちろんアレンジが若干椎名林檎っぽかったのもありますが) このコードの特徴は何と言っても2つ目のコードがセブンスになっているところ。ダイアトニックコード通りに行けばⅢm7(マイナーセブンス)になるところですが、ここでアクセントとしてセブンス化することで一気にジャズっぽいオシャレ感を演出しています。 度数:ⅣーⅠーⅤーⅥmKey=C:FーCーGーAm最近やたらと使われるようになりましたね。このコードは洋楽などでもよく使われており、一曲まるまる通してこのコードだけという曲もあります。サブドミナントから始まるコードなので浮遊感があり、オシャレナ感じがしますよね。 ちなみにテイラー・スウィフトが歌っていたテラスハウスのテーマソング『 テイラーのこの曲は度数でいうと「 度数:IーVーVImーIIImーIVーIーIVーVコード進行の中で一番有名と言われているのがカノン進行と呼ばれるこちら。もともとはパッヘルベルという作曲家が作った『カノン』という曲に使われていたことからこの名前が付けられています。一時期、名曲と呼ばれるJ-POPは、ほとんどこのコード進行が使われていて、テレビなどでも「ヒット曲の法則はカノン進行にあった!」みたいな特集が組まれていました。今では以前よりも使われなくなっていますが、ここぞというときには狙って使われるので覚えておきましょう。 また、カノンコードのベースラインを「ド・シ・ラ・ソ…」と順次下降するパターンもよくあります。こちらのほうがベースが滑らかです。 度数:ⅥmーⅣーⅤーⅠKey=C:AmーFーGーC90年代、一世を風靡した小室哲哉氏が愛用したコード進行です。コードだけ聴いても「なんか聴いたことあるな…」ってなる人も多いんじゃないでしょうか。ボカロソングなどでもよく使われていて、有名な『千本桜』のサビもこのコード進行です。 度数:ⅠーⅤーⅥmーⅣKey=C: CーGーAmーFビートルズの名曲『Let It Be』に使われていたコード進行。日本だとスピッツの『チェリー』のイントロ部分にも使われました。言いようのない独特な切なさと爽やかさを帯びているので「感動コード」とも呼ばれています。ちなみにアナ雪のテーマソング『Let It Go』のサビ部分もこのコード進行です。 度数:ⅠーⅥm7ーⅡm7ーⅤ7Key=C:CーAm7ーDm7ーG7ジャズなどでよく使われているコード進行。後半のⅡm7-Ⅴ7の部分はいわゆる「ツーファイブ」というやつで、ドミナントモーションの一種です。爽やかな雰囲気があり、ジャズだけではなくJ-POPなどにもよく使われています。度数:ⅥmーⅣーⅠーⅤKey=C:AmーFーCーGよく見ると小室進行の3つ目と4つ目を入れ替えただけですが、かなり響きが変わりますよね。こちらのほうがより現代的で、爽やか感みたいなものがあり、ちょっと感動的な感じもします。ハリウッド映画のBGMや主題歌などにもよく使われていて、その万能っぷりはスゴイです。とりあえず感動的な曲が作りたかったらこのコード進行を使いましょう! 邦楽だとRADWIMPSの『前前前世』のサビがこのパターンです。度数:ⅢmーⅣーⅤーⅥmKey=C:EmーFーGーAmちょっと暗くてエモーショナルなコード進行。徐々に音が上がっていくので、盛り上がり感を演出するときなどに使うといいでしょう。RADWIMPSの『会心の一撃』ではサビに使われています。 度数:IV△7ーIIIm7ー♭IV△7ー♭IIIm7key=C:FM7ーEm7ー♭IFM7ー♭IEm7転調が入るちょっとむずかしいコード進行をどうぞ。「IV△7ーIIIm7」のあとに全音下の「♭IV△7ー♭IIIm7」が来る進行でこのままどんどんと下がり続けることができます。J-POPではPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの音楽プロデュースをしている中田ヤスタカさんがよく使っている印象。『つけまつける』のBメロではコードで浮遊感を出しています。小刻みに転調していくのでリスナーの耳を掴みやすいのではないでしょうか。ここまで読んでみると、一言にコード進行といってもいろいろな種類があることが分かりますよね。音楽をするうえで、コード進行というのは無視できない存在。曲を作ったり、楽器を演奏したりする人はぜひコード進行について詳しくなっておきたいものです。とはいえ、勉強するときにはがむしゃらにやっても、ちんぷんかんぷんになってしまうことも多いですよね。そんなときには教則本など、書籍を使った勉強もオススメです。 ちなみに僕が初心者の頃にお世話になった書籍はこちら。この本なら簡単なコード進行で音楽理論を少しずつ学びながら、すこしずつ難しいコード進行も勉強できるので、初心者の人でもわかりやすいと思います。もちろん、ある程度コード進行について詳しい人も、改めて知識を整理するという意味で読んでみるのもいいでしょう。合う合わないもあると思うので、いくつか読んでみて自分にぴったりな書籍を探してみてください。 作曲初心者の人にとってコード進行は難しいイメージがあると思いますが、最初はいくつかパターンを覚えることからスタートしてみましょう!今回紹介したコードはどれも頻出なのでぜひ覚えて使ってみてくださいね。また、筆者は音楽関連の講座動画をYouTubeでたくさん公開しているので、よかったらチャンネル登録お願いします!筆者のツイッターはこちら!・・初心者の人にとって編曲はかなり難しいですよね。 作曲はなんとかできても、編曲で力尽きて諦めてしまう人 […][…]よく作曲の上達には毎日作り続けることが大切と言われますが、何も考えずに曲を量産してもある一定のところ […][…]最近はスマホやPCで手軽にDTM(デスクトップ・ミュージック)ができるようになったこともあり、趣味と […][…]作編曲家、ギタリスト。最近はブロガーやYouTuberも。このブログの全記事を執筆しています!ミュージシャンに役立つ情報を発信中です。 This site is protected by reCAPTCHA and the GoogleこのサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの
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