ハロウィン妄想。ちょっと学パロっぽい。 『完全オリジナルストーリーで、監督は渡辺監督は2015年10月に舞台化が発表された青森の核燃料再処理施設で、二人の人物によってある物体が強奪される。強奪犯の一人は、施設の床にスプレーで「VON」という謎のメッセージを書き残し、もう一人とともに施設を脱出する。後に捜査関係者に対して強奪された物体は「プルトニウム」と伝達される。 この世界に、引き金をひけ。tvアニメ『残響のテロル』2014年7月10日より毎週木曜24時50分～フジテレビ“ノイタミナ”にて放送中！ほか各局でも放送中！ ツエルブとリサのみの動画になります。 この二人が好きすぎて自分用に作ってしまいました。 需要があればよいのですが・・。 この二人には幸せになってほしい！！ 注意書き、お借りした音源については動画内にて記載してあります。 ãè¨ã渡ãããæ´å´ã ãªãµãã¨ããããã¤ã´ã¯ããã¤ã³ã¨ãã¨ã«ããå¼ã³åºãã 残響のテロル第9話「HIGHS&LOWS」のストーリー解析を行う。■評価■総評■基本情報■登場人物■ドライバー分析①ツエルブがリサの命と引き換えに原子爆弾の場所を明かす（Ｅ－Ｅ）また、サブドライバーとして⑤ナインが計画の準備をする（Ｐ）などがある。前回、ハイヴにつかまったリサは観覧車に監禁されている。それを助けるのがストーリーの１つの流れだ（②）。ただし、ストーリーはそこまで単調ではなく、もう少し具体的な心理的ストーリー（③）と、ナインたちの計画をめぐる攻防（①）が存在する。この３つの重ね合わせが第9話の肝だと言っていいだろう。まず、形式的な事を言えば、ストーリーの狙いは、「ツエルブがリサの命と引き換えに原子爆弾の場所を明かす」という展開に集約される。前回まで不可解な行動を取ってきたハイヴだが、今回の働きは非常に王道的で、“まっとうな”敵役として振舞っている。ハイヴがただの狂人ではなく、事件解決を目指すことで、羽田空港の事件よりも構図は分かりやすい。（今回の展開を考えると、羽田空港で連れ去られたリサがそのまま、観覧車に監禁されても何も問題が無さそうに見える。色々問題のあった、空港で一度助けてまたさらわれるという展開は不要だったかもしれない。）第7話で、ハイヴはリサのことを「弱点が増える」と言っていた。今回は、まさにその弱点をつく形で原子爆弾のありかという情報を手に入れた。だが、リサを“弱点”たらしめているのは、必ずしもリサの能力のせいではない。確かに、料理が壊滅的だったり、学生証を持ち歩いたり、不審な郵便物を受け取ったり、外出して捕まるような所は弱点かもしれない。しかし、もし、リサが単なる一般人なら、ツエルブが「原子爆弾のありか」という重要な情報を明かしたとは限らない。リサがナインたちの弱点である最大の理由は、「ツエルブがリサを守ろうとしている」からだ。ここで、ストーリーはツエルブとリサの関係、そしてリサの抱える問題といった心理的側面にリンクする。爆弾と共に観覧車に閉じ込められたリサだが、その後のツエルブとのやり取りは非常に秀逸だ。一目で解除できない量の爆弾と悟ったツエルブは、それでも動揺を隠して爆弾の解除を始める。それは、怯えたリサを落ち着かせるためだったし、それ以外に選択肢は無かったからだ。しかし、次第にリサもそれが解除できない量の爆弾だと気付き始める。リサには単純な死の恐怖があり、はじめはそれが支配的だ。だが、懸命に爆弾を解除しようとするツエルブと、処理できない量の爆弾を前に、リサはツエルブを巻き込んでしまったことについて謝り始める。それは前回で言えば、アジトを出た理由と同じだ。リサには、無能力さの自覚（認識）があり、２人に迷惑をかけているとも思っている。だから、アジトを出たし、ツエルブにも謝っている。だが、ここでリサが悲しむのは、なぜだろうか。リサが謝っているのは、前述の“弱点”で言えば、ナインたちの計画を邪魔するような具体的な出来事についてだ。しかし、それは必ずしも悲しむ理由にはならない。リサの悲しみはもう少し奥深いところまで繋がっている。そもそも、リサは色々な意味で望むことを拒まれてきた。第1話では、いじめの問題と母親の問題があり、耐え難い日常からの脱出が始まりだった。そして、第4話「BREAK THROUGH」で、家出していた際にツエルブに声をかけられた時に言ったセリフはこうだ。「帰る場所なんてどこにも（ない）。馬鹿みたい。私あのとき、逃げ出せるんじゃないかと思ったの。どっか、この世界の外に連れて行ってくれるんじゃないかって。ちょっと期待したの。そんなわけないよね。私ずるいよね。誰かが都合よく連れ出してくれるなんて。馬鹿みたい」リサが悲しむ本質には、その前提として“望んでいるもの”がある。望むことなしに、失うことはありえない。ツエルブたちと出会うまでのリサは、言うなれば「望みを捨てた」生き方だった。望みがない代わりに悲しみもない。でも、苦しいから逃げ出したい。ツエルブが叶えたものは、陰鬱な世界を壊してしまうことではない。ずるくても、都合よくても、望むことを許される生き方だ。リサの変化は第6話「READY OR NOT」にもよく表れている。第6話で、羽田空港に連れて行ってほしいとナインに頼む時のセリフはこう。「私、ナインとツエルブの仲間になりたいの。だから、まだ爆弾とかは無理だけど、私頑張るから」ナインはリサのことを図々しいと言っていたが、それもツエルブのサポートがあってこそだ。ツエルブはリサの願いを肯定し、リサは望む事を試そうとしている。そこには、もはや抜け出したいという消極的な感じは無く、もっと積極的な姿がある。しかし、第7話、第8話と、リサが許された“望むこと”は必ずしもいい結果とはならなかった。そして、今回の絶望的な状況である。これは想像だが、リサが第1話のような性格になった背景にも同じような出来事があったのだと思う。望むことを否定されたのは、リサにとって少なくとも３度目の体験だろう。１度目は、ナインたちに出会う前、２度目は第4話、３度目が今回である。リサの悲しみは、過去にあった同じような悲しみと繋がっている。しかも、今回はツエルブという他人まで巻き込んで。しかし、そんなリサを理解し、救ってきたのがツエルブである。ツエルブが側にいたことで、リサは再び救われることになる。今回のツエルブのセリフはこう。「もう、何も謝らなくていい。いいんだ。リサのせいじゃない。謝るのは俺だよ。ナインの言う通りだ。俺が空港に連れて行こうなんて言わなきゃ、こんなことにはならなかった。あんとき、バイクに乗せるべきじゃなかった。いや、きっとあんとき声をかけなきゃ良かったんだ。いつかこうなるって分かってたんだ。でも、俺は――」「でも、俺は」の続きを補うなら「（それでもいい）」になるだろう。ツエルブは、例え、それで自分が死ぬ事になっても、計画が完遂できなくても、リサの気持ちに応えられたならそれでいいと言っている。これは、リサに対する究極の肯定だ。もし、こんなにも人に愛されるなら、それはある意味人生の達成かもしれない。リサは陰鬱な生活を抜け出したり、新しい居場所を探そうとしてきた。だが、そういった些細な事を通りこして、リサはツエルブの言葉に、今まで欠けていたものの全てが“満たされた”ことを直感的に感じとる。その後の、リサの「私はもう大丈夫」というセリフも印象的だ。リサはツエルブの愛によって、どこまでも強くなった。もうリサは怯える事も、迷う事もないだろう。それはツエルブの願いが叶ったということでもある。その後、リサはツエルブに一人で逃げるように促しているが、ここは第6話の屋上のシーンと繋がっている。（リサはツエルブとナインの関係を「ちょっと、羨ましい」と言っていた。）リサは、与えられる愛から、与える愛に変わったとも言えるだろう。第9話は、恋愛よりもずっと大人なロマンスを描いたと思う。脚本担当の瀬古さんは第4話、第6話とリサに関する重要な回を担当しており、リサ担当と言ってもいいだろう。各回との連携は極めて良好で、非常に良く出来ている。また、それを支える音響や演出も素晴らしい。今回の話で見え方も変わるので、ぜひ、もう一度見てみて欲しい。■補足①アテネ計画について・計画の目的は、薬物投与によるサヴァン症候群に似た能力の開発ストーリー展開的には、議員秘書転落事件に関係する間宮議員の名前が出たことで、伏線となっていた柴崎の動機と結びついた（転落事件の描写は第3話）。②リサとツエルブの処遇について③ナイン、ツエルブ、ハイヴは命が短い？今回のラストでハイヴが倒れたが、ストーリー展開的には、これは心変わりフラグかもしれない。ハイヴがナインたちを憎んでいる理由はまだ説明されていないので、心理的ストーリーの主軸はリサからハイヴに移ったようにも見える。間宮議員というラスボスが登場すれば、ハイヴが仲間になる事も可能かもしれない。■残された伏線①原子爆弾の使い道は？②ナインたちとハイヴの間の過去とは？■ストーリー詳細（前回の回想）
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