◆誤った解答例(子どもは好奇心が強い。しかし多くの動物の場合、成長するにつれて好奇心を失っていく。しかしヒトは、成長しても様々なことに対する興味を持ち続ける。) 英語で“子ども”を意味する≪children≫は、ヒトの子どもを指す場合にのみ用いられる表現であるため、上記の問題文においては英訳の際に“子ども”の訳語として≪children≫を用いるのは適切ではない。また、上記の解答例では“それが”や“ところが”を≪but≫と訳しているために主張が二転し、真意が伝わりにくいものとなっている。
≪2. “判断文”(=主観的な情報の描写)の場合は「が」、“現象文”(=客観的な情報の描写)の場合は「は」≫例1:太陽が高いところにある。例1:海が青い(主観的な判断を表している) ◆参考文献◆参考サイト脳科学メディアは、『脳』に関する国内最大級の総合情報サイトです。脳科学に関する基本的な情報から最先端の研究内容まで、どこよりも詳しく、どこよりも分かりやすくお伝えします。Copyright © ◆解答例終戦後、ドイツは米英仏ソ4ヶ国によって分割占領され、後の米ソ対立により西ドイツと東ドイツに分断された。かつてドイツで迫害されたユダヤ人はパレスチナに移ることで、アラブ系住民を難民化させるパレスチナ難民問題を生じさせた。欧州では、米国が西欧の共産化を防ぐべく欧州復興計画を発表することで西欧経済協力がはじまり、後にEECが創設された。 解答例では、戦時中にアメリカ・イギリス・ソ連を中心としてヨーロッパで生じた出来事が戦後のヨーロッパをはじめ、中東やアジアに影響を与えた点についてまとめている。「戦時中→戦後」という構成の中で「ヨーロッパ→中東・アジア」という影響の範囲の広がりについて展開することで、設問で試されている“第二次世界大戦中に生じた出来事が、いかなる形で1950年代までの世界のありかたに影響を与えたのか”について解答している。こうした特定のテーマに基づく「母国語を活用した文章作成」は、推論の能力を養うだけでなく構成や論理的思考の能力を養い、知能を高める訓練となる。日本語を母国語とする場合、日本語の文法規則は意識的な学習によってではなく無意識によって習得される。たとえば、日本語における「~は」と「~が」の性質には以下のような違いがあるが、日本語を母国語とする場合はこうした違いを無意識の内に理解し、使い分けることになる。「~は」と「~が」は、いずれも主語に対する助詞として用いられる。 【例】訳:ハムエッグは、ありふれた朝食だ。「Ham and egg are a common breakfast.」 ⇒×⇒「Ham and egg」は一見すると複数だが、「ハムエッグ」として1つの食べ物として扱われるため、文中では単数扱いとなる。 なお、同一の単語であっても文脈によって動詞が単数形になる場合と複数形となる場合とがある。 サイパー思考力算数練習帳シリーズ一覧 ◆望ましい解答例 上記の解答例では、“子ども”を≪All animals, including human beings ~ while they are young(ヒトを含む全ての動物が幼い頃)≫とすることで、問題文の真意である“ヒトを含む全ての動物が子どもの頃~”という意味を表している。また、“それが”や“ところが”を逆説の意味を持つ≪but≫ではなく≪In case of(=~の場合)≫、≪On the other hand(=一方で、)≫とすることで「誤った解答例」にみられたような“主張の二転”を回避し、一貫した主張を展開している。こうした問題に解答するための「外国語の学習による文法構造の理解」は、推論の能力を養うだけでなく構成や抽象的思考の能力を養い、知能を高める訓練となる。多くの学生にとって、勉強とは無味乾燥なものという印象が強いかもしれない。また、勉強といえば親や教師から無理に強いられる苦行と捉える者も多いかもしれない。しかし、大学受験を始めとする学業・勉強は、単なる無味乾燥な苦行ではなく、ヒトが社会や組織の中で人として賢く生きることに大きく寄与する活動である。大学や就職先が人生の全てではないとはいえ、学業・勉強を通じて身に付けたヒトとしての賢さは、自身の人格と人生を大きく決定付ける要素となる。それゆえ、ヒトは今一度、人類の進化と発展を実現させた言語能力の本質を知り、向き合っていくことが大切といえる。 お子様の母国語は日本語になります。 母国語は、思考に直結するとても大切な言語です 例えば、300語、500語くらいの短い文章で、 内容も、日記や何かについての紹介文のような 簡単な内容であれば、 英語で考えて、英語で書けば良いでしょう。 言語能力は、知能と一定の関連性がある。それゆえ、ヒトの知能を高めるための思考訓練として言語の高度な運用が効果的となる。ここでは、知能を高めるための“言語を用いた思考訓練”として母国語を用いる場合と外国語を用いる場合について、過去に大学入試で出題された問題とともにみていく。【目次】かつて、ヒトの知能は推論や抽象的思考・論理的思考の獲得によって高まっていった(※参考:推論の能力を養う訓練としては、「心の理論」に基づく言語の活用(=文章作成)が高い効果を発揮する。自身の意図を伝達するために文章作成を行う場合、伝達する相手の心を推測する必要がある。それゆえ、推測した心に合わせて行う文章作成は、推論の能力を養う訓練となる。文章作成は推論の能力を養う訓練となるだけでなく、構成や論理展開を意識して行われることで論理的思考を養う訓練にもなる。推論や論理的思考を養う思考訓練としての文章作成では自身の意図を正確に相手に伝えることが求められるため、最も習得度が高い言語(=母国語)で行われるべきであるといえる。なお、母国語で行われる文章作成は推論や論理的思考を養う思考訓練となるだけでなく、抽象的思考を養う訓練にもなる。もっとも、より抽象的思考を養うためには母国語の活用以上に「外国語の学習」が高い効果を発揮する。ヒトの知能を効果的に高める方法としては、「母国語の活用による推論および論理的思考と構成」、「外国語の学習による抽象的思考」がある。言語能力(=文章能力)は、文章の読み手の意図を推論できる能力に比例する。これは言い換えると、読み手の意図を推論しなければ、“正確性の高い文章”(=書き手の意図を読み手に正しく認識させる文章)を作成することができないことを意味している。 【例1】訳:委員会は、全会一致で計画を承認した。「The committee were unanimous in their approval of the plan.」 ⇒×⇒委員会(The committee)の各構成員よりも、委員会という1つの集合体に重きが置かれているため動詞は単数形となっている。【例2】訳:委員会は、その計画通り進めるべきかで意見が分かれている。「The committee is divided over whether they should proceed with the plan.」 ⇒×⇒委員会(The committee)という1つの集合体よりも、委員会の各構成員に重きが置かれているため、動詞は複数形となっている。 上記の例にみられる「Ham and egg」や「The committee」に関する動詞の選択は、英語の一般的な文法規則である“主語が単数の場合には単数形の動詞、複数の場合には複数形の動詞”という規則の例外にあたる。この例外の理解には、文中における単語の意味や役割の理解が不可欠となる。英語を母国語とする場合、上記の区別は意識的な学習によってではなく無意識にて習得される。こうした無意識での習得は、習得の際に大きな労力を必要としない。これに対して意識的な学習による習得は、一定の労力を必要とする。もっとも、労力を投じて外国語を(無意識ではなく意識的な学習によって)習得する場合、言葉が持つ意味や文法構造を想像し、理解する必要があることから、抽象的思考力を向上させる要因となる。抽象的思考力は、ヒトの知能の高さと一定の関連性を有する。それゆえ、知能を測定することを目的として、大学入学試験などでは抽象的思考力を測るための問題が出題される。たとえば、京都大学の入学試験では以下のような問題が出題される。◆(京都大学 2001年度入学試験問題 「英語」 )子どもは好奇心のかたまりだ。それが、多くの動物の場合、成熟すると幼いときほどには好奇心を示さなくなるらしい。ところが、人間は年をとっても、様々なことに対する興味を持ち続けることができる。京都大学の英作文問題の特徴は、英語に直訳しても読み手に本来の意味が伝わりづらい表現や、意図的に曖昧さを含む日本語特有の表現が用いられている点にある。多くの大学の入学試験にて短答の空欄記入式や一問一答式で単語や熟語の意味、もしくは文法知識を回答させる問題が出題されているのに対して、京都大学のような難関大学では入学希望者の知能を測定するために、高度な抽象的思考力が求められる記述・論述式の問題が出題されている。上記の問題では、英作文に必要な単語や文法の知識の量を測るだけなく、“一見すると直訳してしまいがちな日本語文”の文意を理解し、英訳できる抽象的思考の能力を測る意図が含まれている。なお、問題文冒頭の“子ども”はヒトの子どものみを指しているのではなく、動物の子どもも指している。それゆえ、「(ヒトの)子どもは……だ。しかし、成熟した多くの動物は……だ」のようにヒトの子どもと動物の大人を比較した英訳は誤りとなる。すなわち、英訳の際には“(ヒトを含む)全ての動物は子どもの頃は好奇心が強いが、大人になっても好奇心が強いのはヒトだけだ”という意図が読み手に伝わるよう文章を英語で構成することが求められる。
.
PSO2 称号 ステータス,
ニキビ ローラー 吉田,
花江夏樹 リモーネ先生 小説,
結婚相手は抽選で ドラマ ネタバレ,
Scenery View 違い,
斉木楠雄 漫画 全巻,
ブックオフ 店内 ラップ,
マツコ ヒカル 黒金,
インスタライブ コメント 読まれない,
いろはに千鳥 Dvd 全巻,